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2011.06.27 Monday

有明海訴訟 開門認めぬ不当判決 原告 新たなたたかい決意 長崎地裁

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     国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)で設置された潮受け堤防排水門の開門を求めた「よみがえれ!有明海」裁判の小長井・大浦訴訟で6月27日、長崎地裁(須田啓之裁判長)は開門請求を棄却する不当判決を出しました。原告団・弁護団は、控訴する方針です。

     須田裁判長は、堤防閉め切りと諫早湾内でのアサリ養殖業の漁場環境悪化やタイラギ(二枚貝の一種)の漁獲量減少の因果関係を否定。湾内の小長井漁協(諫早市)の漁民が受けた被害も「漁業補償契約に基づく漁業行使権の一部放棄及び制限の範囲を超える侵害をもたらすものであったかどうかは明らかではない」とし、事業の「公共性」を理由に「開門請求は認められない」としました。

     一方、佐賀県有明海漁協大浦支所(佐賀県太良町)の原告15人には、補償を上回る被害があったとして国に損害賠償を命じました。

     副団長の平方宣清さん=佐賀県有明海漁協大浦支所=は「漁業被害があるのに開門請求が認められないのは納得できません。開門こそ有明海の本当の再生につながります。開門の実現までたたかい続けます」と語りました。

     弁護団長の馬奈木昭雄弁護士は「不当極まりない判決で、強い憤りをもって受け止めている。この判決をもってしても開門を命じた福岡高裁判決(昨年12月確定)は揺るがない。広範な世論を広げ一日も早い開門実現を勝ち取りたい」と述べました。

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    諫早湾干拓事業と開門請求訴訟 国営諫早湾干拓事業は、「防災機能の強化」「優良農地の造成」を目的に1986年に着工。工事中から漁業被害が起き、潮受け堤防の閉め切り(97年)以降、ノリの大凶作など「有明海異変」と呼ばれる大規模な漁業被害が発生しています。2002年に佐賀県などの有明海漁民が開門を求め提訴。一審佐賀地裁(08年6月)は開門命令。福岡高裁(10年12月)も国の控訴を棄却し、国の開門義務が確定しています。(しんぶん赤旗 2011年6月28日)


    2011.06.21 Tuesday

    差別・偏見のない社会へ ハンセン病問題でシンポ

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       ハンセン病国賠訴訟で熊本地裁の「ハンセン病隔離は違憲」との判決から10周年を迎え、「ハンセン病問題の現在と未来を問う」と題したシンポジウムが6月21日、東京都内で開かれました。主催は、同訴訟全国弁護団連絡会。

       西日本弁護団代表の徳田靖之弁護士が基調報告。歴史を振り返り、ハンセン病問題に対する将来構想を築くために全力をあげると表明しました。

       パネルディスカッションには、同訴訟全国原告団協議会の堅山勲事務局長と全国ハンセン病療養所入所者協議会の神(こう)美知宏会長、ハンセン病の患者・支援者らによって運営される国際ネットワークのIDEAジャパンの村上絢子事務局長、同連絡会事務局長の安原幸彦弁護士が参加。国宗直子弁護士がコーディネーターを務めました。

       神氏は「要求しなければ、私たちの人権、尊厳、人間回復は実現しない」と強調。安原氏は、厚生労働省と検証・協議を重ね、当事者の要求を実現してきたことを振り返りました。堅山氏は「これから偏見・差別のない社会をどう築いていくかが課題だ」と述べました。村上氏は、療養所が社会へ完全に開かれたとき、当事者と一般市民の間に入って橋渡しをする支援をめざすと語りました。

       シンポ後に開かれたレセプションは、スライドで10年間を振り返りながら、なごやかな雰囲気で行われました。各政党の国会議員らが参加。日本共産党からは高橋ちづ子衆院議員と仁比聡平前参院議員が参加し、高橋議員が激励のあいさつをしました。

      (しんぶん赤旗 2011年6月22日)

      2011.06.19 Sunday

      仁比さん再び国会へ 熊本弁護士ら応援ネット設立

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         日本共産党の仁比聡平前参議院議員を応援する仁比そうへいネット熊本(代表世話人=さくら法律事務所の加藤修弁護士)創立総会が6月19日、熊本市内で開かれました。弁護士や司法書士、税理士、社会保険労務士ら28人が出席しました。

         呼びかけ人を代表し加藤弁護士は「仁比さんを再び国会に送り出すために自由法曹団の有志を中心に政治活動の支援団体を熊本で立ち上げた。活動内容を全国に配信していきたい」と話しました。

         仁比前参院議員は 「みなさんのたたかいを代弁する議席が国会にどうしても必要です。必ず勝ち取らなければなりません。力を貸してください」と訴えました。

         事務局長に選任された松岡智之弁護士は「仁比さんを国会に戻すために全力で尽力しよう」とあいさつしました。(しんぶん赤旗 2011年6月21日)

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