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2011.02.28 Monday

社会リポート 水俣病被害者への生活保護打ち切り “なぜ差別する”“一時金の「収入」扱い おかしい”

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     長年にわたって苦しみを抱えてきた水俣病被害者に対する補償として、水俣病特別措置法にもとづき原因企業のチッソが支給する一時金210万円。ところが、これを「収入」と認め、生活保護を受給している被害者から保護を打ち切る重大な事態になっています。



     鹿児島県の出水(いずみ)市福祉事務所は、一時金を支給された生活保護を受給する26世帯に保護を打ち切っています(22日現在)。

     昨年12月に保護を打ち切られた同市生活と健康を守る会会員の男性(73)は、1月20日に同県に対し、処分取り消しの審査請求を行いました。
    「慰謝料」なのに

     男性は、若いころから耳が不自由で水俣病の症状に苦しみ、現在は心臓病、高血圧、糖尿病を抱えています。

     男性は同請求の中で「(一時金は)水俣病の被害に苦しんできた者への慰謝料として支払われたものである。生活保護受給者は慰謝料を受け取る資格はなしとする差別に他ならず、絶対に認められない」と申し立てています。

     ノーモアミナマタ訴訟原告で同守る会会長で生活保護を受けている田上和義さん(52)は「なんでこんな差別をするのか。無念でならない」と語りました。

     現在、同訴訟をたたかってきた水俣病不知火患者会は国と協議中で、原告に一時金はまだ支給されていません。しかし、福祉事務所は田上さんが訪れるたびに、「いつ支給されるのか」と問うなど、支給と同時に速やかな保護打ち切りを待ち構えているといいます。

     出水市福祉事務所は本紙の取材に、「国の方針に基づき、本人の同意を得て適正に対応している」とのべました。

     日本共産党の中嶋敏子出水市議は「同意といっても、再び生活保護を受けられなくなるとの恐れからやむなく同意したもの」と反論します。

      細川律夫厚労相は「(一時金の)自立更生に使われる部分については収入から除外し、十分に配慮している」と方針を見直す考えがないことを表明。また、熊本 県の蒲島郁夫知事は、水俣病被害者が生涯にわたって社会的な自立に当てる費用として「特別の需要」を考慮し、一時金を全額収入から除く取り扱いを要望して います。
    医療窓口負担も

     これに対して、松本龍環境相は「自立更生の部分と一時金の性格はまったく違う」との認識を示しています。そもそも水俣病の被害を放置し拡大させ、被害者が生活保護を受けざるを得ない状況に追い込んだ責任は国にあるからです。

      水俣病被害の救済に尽力してきた日本共産党の仁比聡平前参院議員はいいます。「生活保護が打ち切られれば医療扶助が受けられません。医療費の窓口自己負担 が発生します。これでは、一時金申請の抑制につながる恐れもあります。なるべく質素な生活をして、短期間のうちに再申請することのないよう忠告しているこ とも看過できません」(しんぶん赤旗 2011年2月28日)

    2011.02.28 Monday

    新燃岳噴火被害の高原町、都城市に災害救助法の適用決定

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       日本共産党が要求

       厚生労働省は2月28日、霧島山・新燃岳の噴火被害に対して、宮崎県が高原町と都城市へ災害救助法を適用することを決定したと発表しました。高原町へは1月30日から、都城市には2月10日から適用されます。

       避難所の設置や障害物の除去などの費用は国と県が負担することになっており、今後、被災住民の要求をくみあげて同法を全面適用させる取り組みが求められています。



        日本共産党国会議員団は2月4日に、災害救助法の即時適用と住民の生活環境の確保などを政府に申し入れ。同9日には赤嶺政賢、高橋ちづ子両衆院議員、仁比 聡平前参院議員が都城市や高原町の調査に入り、首長や被災住民から状況、要望を聞き取るとともに、災害救助法適用の必要を指摘していました。

      高原町長から説明を受ける=2011.02.09

        赤嶺氏は同17日の衆院災害対策特別委員会で、現地調査にもとづいて災害救助法の速やかな適用とともに、被害の拡大防止と補償、再建への支援を要求。厚生 労働省から「県知事の判断で同法の適用ができる。国として支援していく」との答弁を得ていました。(しんぶん赤旗 2011年3月1日)

      2011.02.27 Sunday

      山口県都で議席必ず 県議選勝利へ 仁比氏迎え演説会

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         日本共産党の山口県中部地区委員会は2月27日、県議選山口市区(定数6)での、吉田たつひこ候補の議席獲得へ向け、仁比聡平前参院議員を迎えて、山口市で演説会を開きました。

         吉田候補は「今年度の県予算で、収入が見込みより100億円も多く、福祉予算900億円のうち60億円を使い残しているのがわかった。党県議団事務局長として20年間県政に関わってきた経験を生かし、県民要求を実現したい」と決意を語りました。

         仁比氏は、介護や年金などの問題を例にあげ「民主党政権が国民の期待を裏切り、国民の願いとかけ離れた政治をするのは、財界の要求に従っているからだ」とのべ、「国の政治がひどいから県議会は県民の防波堤とならなければならない」と指摘。「県議会は知事のオール与党となっている。この一角を崩し、吉田候補の議席を勝ち取ろう」と呼びかけました。原哲朗中部地区委員長は「前回は当選まであと150票まで迫った。今回は、何としても初の共産党県議を誕生させたい」と訴えました。

         年金生活者の阿部治雄さん(81)は「産業団地の償金の穴埋めに巨額の税金をつぎ込み、一方で、国保料を引き上げようとしている。こんなことは絶対に許せない。吉田さんが県議会に行って、止めてほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2011年3月1日)


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