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2023.06.30 Friday

救済道筋つくりたい 福岡地裁で遺族原告 アスベスト訴訟 仁比議員が訴え

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     建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み肺がんなどにかかった元建設労働者やその遺族ら62人が建材メーカーのA&Aなど十数社を相手取り損害賠償を求める裁判で6月30日、遺族原告4人への尋問が福岡地裁(上田洋幸裁判長)でありました。支援者ら139人が駆け付け、門前集会では、日本共産党の仁比聡平参院議員が訴えました。


     62歳で悪性中皮腫で亡くなった内装工の男性の長女(47)は、被告側の尋問に時おり声を詰まらせながら答えました。尋問後、「父が亡くなった時や療養中のことを思い出し、とてもつらかった。1陣原告が道筋をつくってきたように、企業に対して裁判をしなくても救済されるよう道筋をつくっていきたい」とのべました。またこの日が男性の誕生日で、「生きていれば75歳。職人気質で母に迷惑をかけてきた父ですが、仲良く過ごしてほしかった」と話しました。


     あいさつした仁比氏は、本人、遺族原告らの奮闘が「国の責任を認めさせ、最高裁判決の大きな勝利を勝ち取ってきた」と激励し、建材メーカーの責任を認めさせるために「ご一緒に頑張りましょう」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2023年7月1日)


    2019.11.11 Monday

    建設アスベスト訴訟 「一人親方」また勝訴/福岡高裁 国・企業に責任 定着

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       建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み肺がんなどにかかった労働者やその遺族54人が、国と建材メーカーに損害賠償を求めている「九州建設アスベスト訴訟」の控訴審判決が11月11日、福岡高裁(山之内紀行裁判長)であり、原告勝訴の判決が言い渡されました。

       

       判決では、東京高裁、大阪高裁の同様の裁判に引き続き、国の責任に加えて2014年の福岡地裁判決では認められなかった企業の責任や個人事業主の労働者「一人親方」への賠償を認定。国と企業4社に総額3億4718万円余りの賠償を命じました。

       

       山本一行弁護団長は、「一人親方」救済や企業責任を認める流れが定着したと述べ「大きな武器になる貴重な判決。皆さんと一緒に国、企業に解決を迫っていく」と語りました。

       

       支援者など327人が集った報告集会では平元薫原告団長が「国のアスベスト対策は私たちが完全勝利しないと進まないのでは。8年間の裁判で多くの原告が亡くなった。一日も早く解決が進むよう望みます」とあいさつ。全面解決への基金創設や公正判決を求める統一署名のさらなる奮闘が呼びかけられました。

       

       福岡地裁判決で賠償の対象から外れていた原告の男性(71)は「私たちの訴えが正しかったという感慨でいっぱいです。これから明らかになるアスベスト被害者のためにも頑張りたい」と語りました。

       

        事前集会には日本共産党の仁比聡平前参院議員も駆けつけ、激励挨拶しました。 (しんぶん赤旗 2019年11月12日)


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