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2023.10.04 Wednesday

水俣患者が環境省交渉 「いつまでがまんすれば」

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     全原告(128人)を水俣病患者と認めた「ノーモア・ミナマタ第2次近畿訴訟」の大阪地裁判決を受け10月4日、衆院第1議員会館で、一刻も早い患者の救済を求める院内集会と環境省交渉が行われました。ノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議や水俣病被害者とともに歩む国会議員連絡会などが主催。

     

     院内集会で、熊本訴訟弁護団事務局長の寺内大介弁護士は、患者らが求めている解決に向けた基本要求について説明。「長年にわたって裁判をたたかっている原告の早期救済と、これから手をあげるであろう潜在被害者の恒久的な救済制度の確立を、基本要求として環境省などに求めていく」と語りました。

     

     環境省との交渉で原告らは、伊藤信太郎環境相あてに要請書を提出。国に控訴断念と、早期の解決に向けた決断を求めました。また、原告らが書いた手紙65通も、岸田文雄首相にあてて提出しました。

     

     交渉で原告らは、省内での議論の現状について質問。環境省の担当者は「内容は精査中で、コメントは差し控える」としました。

     

     原告の1人が「本当に被害者を救済する気持ちはあるのか。被害者はいつまでがまんすればいいのか。被害者が一日も早くひとりでも多く死ねばいいと思っているのか」と迫る場面もありました。

     

     院内集会に、日本共産党の田村貴昭、宮本岳志両衆院議員、仁比聡平参院議員が参加。田村氏と仁比氏は、環境省交渉にも同席しました。(しんぶん赤旗 2023年10月5日)


    2023.10.03 Tuesday

    水俣病被害者 全員救済へ/認定判決受け国は責任果たせ 控訴断念し解決協議へ 党国会議員団申し入れ

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       すべての水俣病被害者の救済を求めた「ノーモア・ミナマタ近畿第2次訴訟」で原告全員を水俣病と認定し賠償を命じた大阪地裁判決(9月27日)を受け、日本共産党国会議員団は10月3日、国会内で、伊藤信太郎環境相あてに国が判決を受け止め、すべての被害者救済に向け責任を果たすよう求める申し入れを行いました。山下芳生副委員長・参院議員、仁比聡平参院議員、田村貴昭、宮本岳志両衆院議員と、小池晃書記局長・参院議員の代理(秘書)が出席しました。

       

       申し入れでは、(1)国が控訴を断念し、解決のテーブルにつくこと(2)環境相が原告被害者と面会し、直接声を聞くこと(3)国が被害者「切り捨て」政策をあらため、すべての被害者を救済すること―を要請しました。

       

       申し入れにあたり、田村氏は、判決の重要な意義を認める専門家の声を紹介した新聞記事や、国が全面的な救済へ動き出すべきだとする社説を挙げ、国は判決を「精査」「検討」するのではなく「解決に踏み出すべきだ」と訴えました。

       

       山下氏は、伊藤環境相が実際に現場で苦しんでいる被害者に「会わずに判断することは絶対に許されない」と強調し、環境相の責任として、被害者の生の声を聞くべきだと主張。同省の担当者は「ご意見として承らせていただく」と答えました。(しんぶん赤旗 2023年10月4日)


      2023.09.28 Thursday

      全水俣病被害救済を 当事者ら共産党国会議員と面談

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         水俣病をめぐり多くの被害者が救済から取り残されている問題で、国、熊本県、加害企業のチッソに損害賠償などを求めている原告、弁護士らと日本共産党の国会議員が9月28日、参院議員会館で面談し、全ての被害者の早期救済を求める要望書を受け取りました。ノーモア・ミナマタ第2次近畿国賠訴訟弁護団の西念(さいねん)京祐、川上高史両弁護士、原告の石橋英子さん(71)、本(もと)良夫さん(67)が参加。共産党からは山下芳生副委員長(参院議員)、仁比聡平参院議員、宮本岳志衆院議員が参加しました。

         

         水俣病特措法の運用の妥当性をめぐって争われた「ノーモア・ミナマタ近畿第2次訴訟」について大阪地裁は27日、原告128人全員を水俣病と認定し、国などに賠償を命じました。

         

         面談で原告らは、判決を踏まえ、原告にとどまらない全ての被害者の救済のために、政治が役割を果たすべきだと求めました。

         

         石橋さんは、鹿児島県長島町で生まれ、幼いころから熊本県水俣湾の周辺でとれた魚を食べていました。石橋さんは「水俣病はタブーとされ、自分が被害者だと知らなかった。亡くなった原告もいるので早く救済してほしい」と述べました。

         

         本さんは手足のしびれや味覚障害があり、週3回リハビリに通っています。「判決結果を聞いてものすごくうれしかった。国は控訴せず、交渉のテーブルについてほしい」と涙ながらに語りました。

         

         山下氏は「水俣病が被害者一人ひとりの人生をいかに苦しめてきたのか国は分かっていない。疫学をもとに出された判決を重く受け止めるべきだ」と述べました。

         

         仁比氏は「今回の判決は被害者の苦しみを正面から認めたものだ。国は裁判で争うことがいかに非人道的であるか真摯(しんし)に受け止めるべきだ」と強調。控訴を断念させ、岸田文雄首相に被害者を早期救済させるために全力をあげると語りました。 (しんぶん赤旗 2023年9月29日)


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