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2024.01.05 Friday

赤旗「新年あいさつ」 金権まみれやめさせる 参院議員 仁比聡平

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     あけましておめでとうございます。


     つれ合いの厳しい病に二人三脚の闘病生活が続いています。劇的な改善でいったんは復職するまで回復したものの、その後再入院を余儀なくされ、一進一退のなか待ちに待った外泊で久しぶりの自宅に戻ってゆっくり新年を迎えることができました。


     つれ合いの総監督のもと私が黒豆を煮、息子が雑煮やがめ煮を炊き、帰省した新婚の娘夫婦の心をなでるようなやさしさに力をいっぱいもらって、心機一転、新たな治療に臨みます。皆さんのあたたかい励ましに支えられ、これ以上ないお正月を過ごさせていただいたこと、心から感謝申し上げます。


     どれだけ多くの人たちが「せめてささやかな人生を全うさせてくれ」と願っていることでしょう。そうつくづく思います。人びとが苦しい時、逆に自己責任や特定の家族観の押し付けで人をさらに苦しめ、金権まみれで戦争の道を進む自民党政治は終わりのときがきています。良い年に。頑張りたいと思います。(しんぶん赤旗 2024年1月5日)


    2023.11.22 Wednesday

    赤旗「水曜随想」 ガザ停戦の国際世論を/参院議員 仁比聡平

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       イスラエル軍がとうとうガザ最大のシファ病院を攻撃しました。世界保健機関(WHO)は″病院が「死の領域」となり「絶望的な状況」にある″と強調し、患者と職員の即時退避を求めています。それでもイスラエルは大規模攻撃をやめないのか。「自衛権」で許されることでは断じてありません。


       かつて訪ねたヨルダン川西岸自治区の難民キャンプは、狹い土地に人があふれ仕事もまともにありませんでした。そうした難民キャンプや多数の民間住宅、病院、学校、人道支援施設までもイスラエルは攻撃し、保育器がなければ生きられない新生児をはじめ子どもと女性たち、民間人を無差別に殺りくし、傷つけ、壁と武力封鎖で水も食料も燃料も電気も医薬品も絶って人々を野ざらしにしています。これを「戦争には民間人の犠牲がつきまとう」(イスラエル高官)と開き直るの
      か。


       目の前で進行しているのは国際法が固く禁じるジェノサイド――集団殺害・集団殺りくにほかなりません。大勢の人々を無差別に死に追いやり、生活基盤の全てを奪う深刻な人道的危機によってもたらされるのは、暴力と憎悪の最悪の連鎖でしかありません。


       イスラエルはガザ攻撃を即時中止せよ。ハマスは即時人質を解放せよ。双方は即時停戦のための交渉のテーブルにつき、少なくとも人道的休戦を求めた10月27日国連総会決議を順守せよ。圧倒的国際世論こそ命を救い平和を取り戻す道です。


       ここに至ってなお岸田総理は「現実の状況を確認できない立場にあるわが国として法的判断をする立場にはない」(11月1日参院予算委答弁、共産党・山添拓議員の質問に)とアメリカの顔色ばかりみて抗議もしないのか。

       かつて日本政府は中東問題解決の原則として、パレスチナ人の自治権、国連憲章に基づく正当な権利の承認と尊重、イスラエルの占領地からの撤退を掲げ各国に働きかけました(1973年二階堂官房長官談話など)。9条をもつ唯一の戦争被爆国。ガザの危機はこの国のありかたにつながっています。(しんぶん赤旗 2023年11月22日)


      2023.10.18 Wednesday

      赤旗「水曜随想」 励まし励まされ、日々/参院議員 仁比聡平

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         金木犀(きんもくせい)の香る季節。還暦を迎えました。


         「国家にとって好ましくない外国人の在留を禁止し強制的に退去させる」(5月18日参院法務委員会入管次長答弁)という差別と排斥の歴史を終わらせ保護と共生ヘ――若者たちを先頭に入管法改悪NO!のたたかいは「こんな人権後進国のままでいいはずがない」という日本社会の根本問題をうきぼりにしました。


         通常国会後の夏、SNSで「角川『短歌』8月号で仁比さんが謳(うた)われている」と知らされ、驚いてめくってみると確かに、巻頭作品28首に「一票を投じたりし仁比聡平の不意の涙声 花のごとしも」「『国家にとって好ましくない』わたしならいづへの山へ送還されむ」「心尽くして応援スピーチしたりしは六月の雨の橘通り」「本会議に法務委員会に街宣に仁比聡平の働きたふと」と詠まれているのです。参院選を全力で応援下さった宮崎の歌人・大口玲子さんの作品でした。ご両親を介護する孤独な重圧のなか、国会のたたかいに注目していただいたことがうかがわれ思わず涙がにじみました。


         さらに驚かされたのは、吉川宏志さんが「国へ帰れ、国へ帰れと肉体を締めつけてゆく暈(ぼ)けた映像」


         「〈痛いです 帰れません〉と字幕あり悲鳴に文字は付けられぬまま」「ぼかされし映像なれど肌のいろ黒きは見ゆる 膝を潰しおり」「しろき部屋しろきベッドの映されて虐める声に笑いの混じる」とウィシュマさんの拷問死を詠まれていたことでした。


         権威ある歌壇誌にこうして憤りがほとばしるほど深刻な人権侵害のもと、どれだけ多くの人たちが「せめてささやかな人生を全うさせてくれ」と願っていることか。


         盆明け、つれ合いに激痛を伴う厳しい病が判明し、皆さんの全面的応援に支えられて二人三脚の闘病生活が続いています。幸い劇的な改善で一度は諦めかけた長女の結婚式に出席できたことを励みに、なんとしても元の生活をとり戻そうと頑張っています。


         励まし励まされ。新たな日々か始まります。(しんぶん赤旗 2023年10月18日)


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