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2020.07.29 Wednesday

赤旗水曜随想 抜本的な直接支援こそ/前参院議員 仁比聡平

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     あまりにもむごい大災害になってしまいました。これほどまでに梅雨前線が停滞し線状降水帯を発生させ続けたことはかつてありません。公私にわたり幾度もたずねてきた愛着ある地域の変わり果てた姿、被災者のほとばしるような嘆き。すべてを正面から受けとめ、元の生活とふるさとをとり戻せるまで、絶対にあきらめず、住民ぐるみの声をあげ続けたいと思います。

     

     

     政府にはまず日本共産党として申し入れた6分野17項目の緊急要求 申し入れ 全文 の実現を求めます。

     

     かつてない洪水や土砂災害から多くの命を救った地域コミュニティーの力は特筆されるべきです。

     

     屋根裏の空間で息を継ぎながら携帯電話で励ましあい救助された方、屋根に逃げのびた人たちをラフティング(ゴムボート)で助けて回った方。1人暮らしの高齢者を励まして早期避難させ、半壊した家を一気に片付けた消防団。要援助者の様子を一番よく知り孤立集落で支援に奔走する介護従事者。

     

     そうした被災集落ごとに、在宅避難者にも温かい食事と復旧作業に必要な資材や道具、車の貸し出しも行う避難所を設ければ、住民が助け合い生活再建へ声をあげていく大きな拠点になります。

     

     敷地内の土砂やがれき、必要なら家のなかの災害廃棄物も公費で除去に踏み出し、先々恒久住宅として住める木造仮設住宅をつくる集落再建への道に、こんどこそ踏み出したいと思います。

     

     

     直面する、地域の安全性と安心できる治水の実現という大きな課題も、防災の専門家や行政とともに、住民自ら被災集落の様子を知り、道路や堤防、山林の復旧の見通しを含めた情報を共有しながら集落の話し合いで決めていく、科学的で住民が主人公の取り組みがどうしても必要です。

     

     そこに計りしれない困難をもたらしているコロナ危機。「国がどれだけ支援してくれるかわからない。ボランティアに片付けてもらって廃業することになったら申し訳ない」という温泉旅館の女将(おかみ)の思いを胸に刻んで、抜本的な直接支援を今度こそ実現します。(しんぶん赤旗 2020年7月29日)


    2020.06.17 Wednesday

    赤旗水曜随想 陸上イージスは『白紙』に/前参院議員 仁比聡平 

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       コロナ国会会期末。 「とにかく閉じて逃げるしかない」。安倍政権の醜態あらわです。

       

       そこに志位委員長の 「子どもたちに少人数学級をプレゼントしよう」との質問は大反響をよびました。だれもが生き生きと希望をとり戻せる「コロナ後」の社会を願っています。

       

       トランプ大統領言いなりの陸上イージス。河野防衛相は15日、「配備プロセスを停止する」と表明しました。5月下旬、「(ブースターを)確実にむつみ演習場に落とせることにならないことが判明した」「改修には12年、2000億円以上かかる」というのです。

       

       しかしこれは、すでに一昨年10月、山口県阿武町の住民説明会で防衛省が「絶対に陸上に落ちないとは言えない」「弾道ミサイルが直撃することと比較すると被害の度合いも比べ物にならない(少ない)」と開き直って激怒を買い、日本共産党の宮内欣二萩市議が徹底追及してきた当初からの重大問題です。

       

       発射され次々切り離される3段ロケットが頭上に落ちてくるのではないか。

       

       1年前、私の質問 (2019年6月3日参院決算委)に、当時の岩屋防衛相は、「燃焼ガスを噴射するノズルの向きを変更することで迎撃ミサイルの進行方向を制御する機能がございますので、この機能を用いて飛翔経路をコントロールし、演習場内に落ちるような運用を行ってまいりたいと考えております」と答弁しましたがそんな都合よくいくわけがない。案の定、「配備ありき」のうそだったのです。

       

       先人の苦労に培われた生活と生業(なりわい)のど真ん中に、超強力レーダーと迎撃ミサイル発射の巨大基地を新設しようとするイージスーアショアは 「停止」ではなく白紙撤回しかありません。

       

       先の沖縄県議選で日本共産党は「辺野古新基地よりコロナ対策を」と安倍政権を追い詰めました。

       

       国会をとめるな。山添拓議員が「10万円給付や家賃・学生支援、どれも政府・与党は当初行おうとしなかった。国会で審議してこそ現場の必要に応えられる」と見事に追及したとおり、民主主義の力こそ、肝心です。(しんぶん赤旗 2020年6月17日)


      2020.01.07 Tuesday

      「自衛隊の中東派兵中止せよ」 前参院議員 仁比聡平

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         あけましておめでとうございます。久しぶりに身内とゆっくりした三が日。「ことしこそ災害も戦争もない平和な年に」との願いは、4日朝刊の「米、イラン司令官殺害」の大見出しで打ち砕かれました。

         

         米軍は、相手の「敵対意図」を認定すれば先に攻撃する国連憲章違反を「先制的自衛」と誇る軍隊です。それでも何の国連決議にもよらず何の証拠も示さず、他国イラクの首都バグダッド空港付近を、無人機で空爆してイラン司令官を殺害するとは。トランプ大統領の半ば衝動的な戦争行為に戦慄(せんりつ)を覚えます。

         

         世界各国と市民社会が轟々(ごうごう)と「自制を」「核合意復帰を」と求めるなか、ひとりゴルフに興じダンマリを決め込む安倍総理。あり得ません。自衛隊の中東派兵は中止し、西日本一円の基地増強をやめ、米軍と一体に武力行使する安保法制は廃止すべきです。

         

         いよいよ安倍政治に代わる希望の道を開く年。日本共産党の総選挙躍進で野党連合政権へ。全力を尽くします。(しんぶん赤旗 2020年1月7日)


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